休んでましたが。

ちょっと春のうきうきで空き時間を遊びに使いがちだったので、自分自身の音楽作りというのは、ほぼ一ヶ月間休んでいましたが。その間に遊びにいきがてら採集したフィールド録音素材もあり、1〜3月に作った曲をたまーに聞いては細かいところを直したりして。まぁ、その間に"SALAD BOWL"と"TOKYO"のリイシュー作業をやりつつ、あとDJの練習と近々プライベートミックスの録音を考えていたりはしますが。先々週ぐらいから、ようやく思い出したように再開しています、曲作りも。小物を作ってウォームアップするところからですね。。。 最初の1週間のあいだに、まずフィールド録音を大々的に使った小物を作って、それは東京や神奈川の街や、どこかの公園、あるいは海岸で採集した音源を使って物語風に編集したもの。そこに「曲」ということで、TR-808ベースの軽いアンビエントテクノみたいな曲も合わせましたけれど、主役はフィールド録音ですね。フィールド録音も使う部分を探る為に延々ループを聞いて読書したりして、気持ちよい部分だけをコラージュしていく。なんか音楽を作ってるというよりも、TUMBLRに掲載する為のグラフィック・コラージュを作っているような気分。すごいデザイン的な創作。その次の1週間は、同じくフィールド録音を軸にしているけれど、MIDIを使わずに、オーガニックな曲を作りました。いつだか、子供の声が美しくて心を満たす、という話をしましたが、その曲です。この曲は、すごくメロディーとコードが前面に出ましたね、、、あえてベースは、入れなかったんですが。


いま作っている作品集は、意識しようが無意識になろうが、あまり外的なことだとか、最近好きなエレクトロニック/ダンスミュージックということも意識せず、ただ頭の中で浮かんだことを正直に音像化するということを優先して作っていて。だから、「いわゆるエレクトロハウスを作ろう!」「DJで使えるものを作ろう!」という気概はゼロに等しくて。ただし、「頭のなかで浮かんだことを正直に音像化する」というプロセスをしているなかで浮かんだアイディアが、エレクトロ的だったりゲットー的だったりするならば、それらも正直に取り込もうって感じ、、、といえば良いんでしょうか。意識的に何かを取り込むことも、何かを省くこともしないで、ただ浮かんだことを策略考えずに正直に音にする。それが、ソロ作には必要な要素かなーって。いくつか数名には共作を頼もうとしているところで、実際に進行中のこともありますけれど、それはボクの素と、相手の素や策略の激突って感じで、そこはスリリングになるかなーって。そのプロセスによって生まれる、違うベクトルも含んでみると、バラエティー性も色彩も富むかなーって。
どうやら、いま「頭の中で浮かんだことを正直に音像化」っていうことをしていると、どうも最近のダンスミュージックばりのキックとスネアに、TR-808や909からもってきたアナログで懐かしいハットやタムでビートを作ることが多いですね。あと、「透明感」みたいなことが好きで、しょっちゅう、Flanger + Phaser + Delay + Grain Delay + Reverbみたいなエフェクトを使っているような。あと、パーカッション類は、サンプラーなど使わず、マイクで直接楽器に触れることが多かったり。ああ、あとピアノとアコギをネオアコっぽい音色でまとめて、リズム&コードをカッティングするエレキギターエレクトロニカ〜フェネス的な轟音・前衛みたいな方法も多用しているかもしれない。。。 とはいえ、これは、あくまで傾向。一度上手く行ったことを真似て量産してもダメなのは、もちろん承知。


そういえば、この作品集の曲は、やはりableton Liveで作っているんですけれども。去年に"THEME OF MELTING POT"のリミックスをしたときにPro Toolsを借りてミックスして、それを先日ようやく出しました。この作品集の曲もPro Toolsでミキシングするのが良いだろうと思い始めていて、去年末にMacBook Proを買い替えて以降、導入を考えていたんですけれども。先日に、このブログにも登場したVくんに相談してみたら、
「たしかに向こうで単位取ったかもしれないけれど、ドットはミックスも創作と結びついているような作り方をするから、別にエンジニアリングの互換性という点でPro Toolsを無理に導入するのも、コスト面などで得とは思いづらいよ。だったら、Logic Proを買って、Pro Toolsとの差額でプラグインを買った方が良い。譜面印刷も出来るようになるし。」と強く勧められました。なるほど。そうしようと思っています。「慣れる為にも、今すぐ買え」と言われています。(笑)決意は出来ています。


実際に、ボクはミックスに入った段階で、楽器の音を切り刻んだり、余白を埋めたり作ったりと、かなり曲調を変える事が多いです。それは、別の言い方をすると、ミックス段階でかなり抜本改革な編集〜エフェクト処理をすることを見込んで、楽器を弾いたり、打ち込みをすることが大多数ということ。*1 良いアドバイスを貰いました。なので、たぶんabletonでラフ・ミックス段階まで作ったものを、Logicで仕上げることになるかもしれませんね。ableton Liveだけでの完結じゃない方法を取ることは、作品集制作の考えになっています。ダンストラックを作るならばableton完結も良いのでしょうけれどね、、、 最近は、作曲となると、そういう発想を控えているので。ってか、abletonのアップデートのほうが、どうにかならんかねぇ。64bitとかさー。


あと、DJとも結びつく話をするならば。最近はBPM116-123ぐらいが一番フィットするんですよねー。。。BPM126でfourkickだなんてなっちゃうと、変則的なリズムを作れる可能性が減っちゃうような。あと、自分の曲作りにしては、スピードが早すぎる気もします。DJも、かつての"TOKYO"の頃がウソのように、穏やかにビルドアップして最後過激みたいなほうが好きになってきました。大人になったんですかねー。それとも年とったから、あんなブチアゲ全開でずっと続くスタミナを維持出来ないのでしょうか。。。後者だったら、鍛えないとね。(笑)というか、いま、2010年みたいに毎月DJヴィデオを出すことをやったとして、どれもこれもが緩やかでモヤモヤしたエレクトロニックミュージックに終始するような気がして、それは2010年と対照的なベクトルですね。クラブ遊びは、むしろ去年より遥かに積極的なんですけれど、もっとなーんかファッションショー的な踊るだけが目的じゃない感じが好きになって来たのでしょう。だから、どう考えてもダンスミュージックじゃないフォークソングなどにエレクトロビートを合わせて、BPM110ぐらいのトラックに仕立ててプレイみたいなのがたのしい。身体も心も小躍りするような感じ。大騒ぎは、最後にちょっと。


"TOKYO"同様に、いつかの機会にリマスターなどで再配信出来れば良いと思いますが。いま、これは出来ないですね。当時は簡単に3〜4時間でプリプロ〜撮影までやっちゃっていて、「こんなのいつでも出来る」だなんて豪語してたのに。(笑)若かったんだなー。。。 でも、「若かった」という「昔は良かった」という黄昏の思考じゃなくて、いま年をとったから出来ることをポジティヴに考えていきたいと思います。

*1:かつては、ミックスと打ち込みが同時進行の方法をとっていましたが、最近は、出来る限りアイディアが浮かぶうちに、頭の中のものを音像化することを最優先にして、明確なヴィジョンを音に現してから、それに沿ってミックスするように、意識的にしてます。